車コーティング専門業者が使用している「こだわり機材」をご紹介。
コーティング専門業者はその技術だけを誇っているわけではありません。コーティングする、機材にもこだわっています。
コーティングの機材は技術と同じで機密
単に最新機材を使っているわけでなく、コーティングのプロならではの上質なケミカルやクレンジング、バフやポリッシャーなどがあります。こういうものは社外秘扱いなので、一般に流通する情報などはほとんどありません。その中からコーティング業者が実際に使用している機材を数点ご紹介していこうと思います。
[コンパウンドやクレンジングへのこだわり]コーティング
ガラスコーティングを施す時にとても重要になるのがコンパウンドです。コンパウンドの選択を間違うと、愛車を傷つけることになってしまいます。特にガラスコーティングを行うときには気を使うポイントだといえるでしょう。愛車の塗装状態をプロの厳しい目でしっかりと見極め、最適なコンパウンドを使用するようにしています。これはクレンジング剤についても同様で、愛車の色合い、汚れの状態などから最適なものを使用するようにしています。
[バフへのこだわり]コーティング
コーティング専門業者は特殊なバフを使用しています。それも用途に合わせて多くの種類を準備しているところがほとんどです。例えば、一言でバフと言っても様々な種類があります。
「ウールバフ」・・・塗装表面の劣化が激しい場合に使用するタイプ。
「スポンジバフ」・・・コーティングや仕上げなどに使用する柔らかいタイプ。
「ウレタンバフ」・・・曲面の研磨に使用する反発力の強いタイプ。
この他にも多くのバフが存在します。それぞれの特徴を把握し、正しく使う知識と技術が必要になってきます。
※バフの良し悪しで、コーティングの仕上がりは大きく異なります。特に硬めのコートを使うガラスコーティングであれば、「バフの目」が入ってしまうと、後の処理が大変です。
[洗浄機へのこだわり]コーティング
コーティング専門業者は「高圧温水洗浄機」を使用しています。最近はご家庭用としても高圧洗浄機はよく目にしますね。圧力を高めることで汚れを一気に落とすことができます。しかし、圧力は高ければよいというものではありません。その圧力で愛車のボディを押しているわけですから、少なからず負担がかかっています。愛車のボディを傷つけることなく、汚れをしっかり落とすことのできる、そんなベストの圧力でなければなりません。お分かりの通り、車のボディは硬い部分もあれば柔らかい部分もあります。そういう微調整をしながら洗浄していくようです。
洗車はコーティングの基礎の基礎だから
また、ご家庭用
と違ってコーティング専門業者は「温水」を使用します。冷水に比べて浸透力が高くより高い洗浄力を実現することができています。プロの業者はこういう細かな調整をしながら愛車を丁寧に、そして美しく洗浄しています。
さらにこだわる業者は洗車時の水に「純水」を使っています。昔に比べて水道水の質はずいぶん向上しましたが、それでも少なからず不純物が含まれています。そういったものを一切含まない特別な水を「純水」と言います。
[ポリッシャーへのこだわり]コーティング
愛車を美しく磨き上げるポリッシュですが、これも高性能のポリッシャーがあって成り立つものなのです。ポリッシュする機材は大きく二つに大別されるといっていいでしょう。
1つは【シングルアクションポリッシャー】。
これは研磨能力が高いので、傷が多いボディを研磨するのに向いています。
もう1つは【ダブルアクションポリッシャー】。
これはコントロールしやすいポリッシャーなので、クリアー層を削りすぎず細かな調整をすることができます。
他にも、特殊な形状のボディやとても細かいところなどに対応する専用の特殊なポリッシャーなどがあります。こういったものを愛車の状態に合わせて最適な組み合わせで美しく磨き上げています。