コーティング

コーティング(ガラスコーティング)の施工方法2

コーティングは薄く塗ることにこだわらず、キチンと乾燥させることを重視する。
前回は、コーティングの下準備作業に関する説明をしてきました。ここからは、コーティングを車のボディにかけていく様子新規追加をご説明していきます。

コーティングする前のボディの確認

コーティングをかける前に、表面は硬い鉄粉もなくきれいになっていて、細かな傷もコンパウンドでしっかりと平らになっているはずです。コーティング皮膜を定着させるのにベストな状態であることが前提です。

4.ウインドウやライト・ウィンカーなどにマスキングを行う

ボディーコーティングを行う際に、忘れがちなのがこのマスキング作業。コーティング剤は、通常液体ですので、かかってほしくない箇所に飛散しないように、ウインドウやライト・ウィンカー、それにミラーなどにマスキングを施します。

5.コーティング剤をボディに塗布する

コーティング剤をボディに塗り込んでいきます。この塗りこみは、専用のスポンジを使い丁寧に均一になるように注意しながら行います。塗りムラや塗り忘れがないように、ボディ各所を順追って施工していきます。コーティング剤は、乾くと透明になるため、いい加減な塗り方をしていると、どこを塗ってどこを塗っていないのかが分かりにくくなります。

コーティングとワックスは別感覚の作業が必要

ちなみに、ワックスは薄く伸ばしたほうがよいと言われやすいですが、ある程度は厚めに塗ったほうがしっかりとした膜ができるとされています。薄く塗ることを意識し過ぎると塗り漏れが出たり、ボディに成分が十分につかず、皮膜が必要以上に薄くなることがあります。当然、べたべたと塗りこむのは逆効果ですが、長持ちさせるためにも、しっかりと塗りこんだほうがよいでしょう。しかし、コーティングでは「均一に丁寧に伸ばす」感覚が必要です。化学反応を起こすコート剤をまんべんなく施すことと、ワックスを塗り込むということは本質的に異なることを覚えておいてください。

6.コーティング剤を拭き取る

コーティング剤は、完全に乾いてから拭き取らなければ意味がありません。乾燥にかかる時間は、季節、気温によって変わりますが、一般的に溶剤の液状が見られなくなった時点で拭くのが良いとされています。このとき、きれいなウエス(クロスなどでも可)を用いて力を入れずに拭いていきます。こまめに面を変えながら、きれいなところで拭いていくのが仕上がりに差をつけることになります。

コーティング今昔物語

一昔前までコーティングを拭くのは力を入れなければ意味がありませんでした。コレは非常に力の要る作業で、とても大変でしたが、最近出ているコーティング剤なら軽く拭き取れて、ムラもできにくいのでとてもやりやすくなっています。

ガラスコーティングを塗ってみよう

今回はガラス系のコーティング剤のご紹介してみようと思います。まずはコーティング溶剤をよく振り、専用の塗布剤にガラスコーティング剤をなじませていきます。ボディに塗りこむ際には、量が多すぎても少なすぎてもダメですので、注意してください。また、ガラスコーティング剤を利用する際には円を描くのはおすすめしません。コンパウンドをかける時、下地作りのときのように、碁盤の目のように縦と横にムラなくこまめに、丁寧にボディに乗せていきます。さて、コーティングをした結果は、別記事でご紹介していきますので是非見てみてください。